中医学においての神という言葉は精神活動を意味します。
そして五臓(肝、心、脾、肺、腎)にはそれぞれ神が在ります。
肝には『魂』。
心には『神』。
脾には『意』。
肺には『魄』。
腎には『志』。
このように五臓がそれぞれ異なった神(精神活動)を持ちます。
そしてもちろんどの神に不具合が生じても精神的に異常を生じます。
精神的な異常とは少し不安定な状態から常軌を逸した状態まで様々です。
少し不安定な状態とはどのようなものか。
先日はバレンタインでしたが甘いものを過食すると脾が疲れます。
脾が疲れれば脾の蔵する神、『意』にも影響があるかもしれません。
『意』には思いを胸中に含み外に出さないという意味があります。
普段から思いを口に出せない人が甘いものを過食するとどんな可能性があるでしょうか。
人と会いたくないと感じるかもしれませんし食欲がなくなるかもしれません。
また、『意』は憂いや思慮が過ぎるとダメージを受けます。
同じように普段から思いを口に出せない人が憂いや思慮過度になるとどんな可能性があるでしょうか。
自分には価値がないと感じるかもしれませんし手足が重だるくなるかもしれません。
このように五臓に在るそれぞれの神が傷ついていくと所謂精神疾患へと発展していくようです。
そこまで発展する前に気が付くチャンスはたくさんありそうですね。
それぞれの内臓にそれぞれの神が在る。
中医学では当然のように感情と身体を一つのものと考えます。
バレンタインに因んで『意』について書きましたが『魂』『神』『魄』『志』についても書いていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
ご予約は098-948-3925まで。
ホームぺージはこちら
http://おきなわはり.com.
ポチっとお願いします。
鍼灸 ブログランキングへ
沖縄で鍼灸(針灸)でしたら不定愁訴、自律神経、更年期、情緒不安定の得意なRuachへどうぞ。