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上等なスポンジ

先日も脾臓についてでしたが最近脾臓がらみの症状が多いので再度確認です。


そして先日も話したように脾臓は湿気(今の時期)に弱いのです。






中医学においての脾とは皆さんの知っている胃だと思ってもらうといいかもしれません。


その脾の働きをわかりやすくイメージすると上等なスポンジです。


上等なスポンジとは水分をよく含むことができ、絞れば水分をよく排出でき、ある程度水分を含んだら余分な水分は勝手に流れ、ある程度水分を蓄えておくことができます。そして乾燥し過ぎることもなくカビが生えることもなく適度な湿り気を保ちます。






水分をよく含むとは、飲食物を正常に摂取できる。


できなければ食欲不振、過食、食後の胃痛やムカムカや膨満感などの症状が出ます。






絞れば水分をよく排出するとは、摂取した飲食物の栄養を全身に運ぶことができる。


できなければ倦怠感、無気力などの症状が出ます。






ある程度水分を含んだら余分な水分は勝手に流れるとは、必要な栄養は吸収し余分なものは膀胱と腎臓に送ること。


できなければ栄養失調で痩せる、むくみ、大小便の異常などの症状が出ます。






ある程度水分を蓄えておくことができるとは、便や痰や鼻水を適度な状態にすることや血管から血液が漏れないようにすること。


できなければ下痢、便秘、鼻水、鼻詰まり、多痰、口の乾燥、むくみ、内出血、不正出血などの症状が出ます。






乾燥し過ぎることもなくカビが生えることもなく適度な湿り気を保つとは、梅雨などの天候の変化にも脾自身が順応すること。


できなければ上記に挙げた各種の症状が現れます。






こうやって見てみると脾の重要さを再認識できます。


鍼灸は上等なスポンジのお手入れ得意なんです。






読んでいただきありがとうございました。


ご予約は098-948-3925まで。
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不定愁訴に鍼灸(針灸)を沖縄で。自律神経失調症や情緒不安定などに力を入れています。



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