「すごい雪が積もってる！まるで雪かきした事実などなかったかのように。」
と僕が言うと、妻はそれ村上春樹っぽいと言った。
そうなんです。村上春樹さんの小説を読んでいるんです。影響されやすいんです。
最近映画が面白くないな～と思っていたら、奥さんがクライアントさんから大量の村上春樹の本をいただいたのです。
鍼灸や真理に関わる本はよく読みますが小説はあまり読みません。
村上春樹さんの作品も「1Q84」しか読んだことがなく、面白かったけど自ら他の作品を求めることはありませんでした。
今回読んだのは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」という昭和60年に書かれたものです。
約40年前のものとは思えない、今読んで面白い本でした。
脳、心、時間というものを主題にし、そこに真理が断片的に含まれているというとてつもない作品でした。
どファンタジーなんですが限りなく現実っぽい。
「ドラゴンクエスト」に夢中になっていたときのような没入感、それでいて懐かしさではなく新鮮な没入感。
沖縄にいた頃に、脳の使い方を変えたくて「文芸春秋」を毎月読んでいた時期もありました。
求めていたのは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のようなものだったようです。
自分の世界を知ってもらったような、仲間ができたような、心がつながっているような、何かが変わるのを感じました。
村上春樹さん、ありがとう。80さん、ありがとう。
次はどれにしようかな。楽しみです。
お勧めありますか。
お読みいただきありがとうございました。
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