自律神経を整える。
日光浴、入浴、呼吸法、ヨガ、瞑想など、どれも非常にお勧めですし、僕自身も取り入れています。
しかし、自律神経が乱れてから(症状が出てから)だとこれらのことで整えるのは難しいのではないでしょうか。また、症状がありながらこれらのことを続ける意欲をもつことも難しいのではないでしょうか。
自律神経は主に内臓、唾液や汗などの腺、血管を調整します。
そしてその中枢は大脳皮質連合野、大脳辺縁系、視床下部、脳幹にあります。
この中枢は摂食や生殖などの本能行動や、怒りや不安などの情動行動の中枢でもあります。
ということは、自律神経に調整される内臓、唾液や汗の腺、血管などは感情に影響を受けるということを意味します。
自律神経がストレスに影響を受けるというのはこういう理由です。
なぜ自律神経の調整に鍼灸が有効なのか。
先述したように自律神経は内臓に分布します。鍼灸には肝、心、脾、肺、腎の五臓、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の六腑に通じる経絡(気の通り道)があります。
唾液や汗などの腺、それぞれの腺に通じる経絡があります。血管の収縮や弛緩に関するツボがあります。
どれも明確にあります。
例えば唾液。三焦経の中渚というツボに鍼をすると唾液がジワッと出てくるのが実感できます。まさにその場で実感できます。
また、胃経の足三里というツボに鍼をすると胃が動き出すのが実感できます。これもまさにその場で実感できます。
自律神経に対して明確な指針があるんです。
明確な指針があるとはいっても、自律神経の乱れによりどの内臓が影響を受けているか、交感神経と副交感神経のどちらのバランスが乱れているのかなど、明確な指針を使うための診断は必須です。
ここではクライアントさんと共に、問診と触診を繰り返してお互いが目的をひとつにして、より正確な診断に向かいます。
お互いが目的をひとつにすることにより、信頼が生まれ、それによりストレスの癒しも起こります。
自律神経に対して明確な指針があり、さらにストレス自体の癒しも起こる。
だから鍼灸は自律神経の調整にとても有効なんです。
日光浴、入浴、呼吸法、ヨガ、瞑想。これに鍼灸が加われば自律神経の乱れはそこまで脅威ではありません。
薬での自律神経のコントロールは両極端に傾きやすくなります。
交感神経優位に傾き過ぎれば興奮気味に。副交感神経優位に傾き過ぎれば脱力気味に。
バランスをとるのが非常に難しいですし、実際クライアントさんからもそのような話をよくうかがいます。
やはり自律神経の調整には鍼灸がお勧めです。
参考までに自律神経症状の例をいくつか挙げておきます。
足の冷え、首肩背中の慢性的なこり、食べ過ぎ、緊張すると手に汗をかく、眠りが浅い、口が渇く、涎が多い、動揺しやすい、お腹がいつもグルグル動いているなど、どれも非常によくある自律神経症状です。
症状はなくとも日々のメンテナンスに鍼灸を、RUACHをお使いください。
お読みいただきありがとうございました。
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