二十四節気の穀雨の時期です。
春の雨が大地を潤すように、人間の心身にも潤いが必要な時期です。
自然界では穏やかに大地を潤す時期なので、寒暖の差が緩み、霜が降りなくなり、穏やかに夏に向かっていきます。
ところがどうでしょう、最近観測史上初。という言葉をよく耳にします。
昨日今日も、ここ10年にない冷え込みだと言われています。その前日は夏日でした。
天と地、自然と人間を同じものと考える東洋医学。気候の変化は必ず心身に表れます。
特に春。
そもそも春は人体の気が上に偏りがちです。そこに今回のような激しい寒暖の差が加わればほぼ必ず影響を受けます。
ぎっくり腰、寝違い、メニエール病、突発性難聴などなどなど。
この時期に見られるこれらの症状に共通している傾向は、お腹に力がないということです。
お腹に力がない(下に気を留めておけない)ので気が上にのぼりやすくなっています。
気が上にのぼってしまうことで、下の気が虚ろになりぎっくり腰を起こす。
春に気が上に偏っているところにさらに気が上に突き上げ、寝違い、メニエール病、突発性難聴を起こす。
原因はお腹に力がないからなので、施術はお腹に力が戻ってくるようにします。
結果、上にのぼった気が下に降りてきます。
するとどうでしょう。
寝返りを打てないほどの腰痛が、頭を動かせないほどのめまいが、静まってくれるのです。
季節の変わり目に悪化する、うつ病やパニック障害や神経症などの心の症状も同じです。
今の時期に悪化するのであればお腹に力がないことが多いです。
お腹に力が戻ることで気が緩み、心が緩み落ち着くのです。
お腹を弱める大きな原因に、暴飲暴食による胃腸への負担、ストレスによる胃腸への負担が多いように感じます。
胃腸は心身の除湿機能を担うため、これから梅雨に向けて頑張らないといけません。
上記の理由で胃腸が疲れていると、梅雨でさらに疲れ、夏に体調を崩すことが多くなります。
ずいぶんと先の話のように感じますが、人間の心身は1年を通してみていくものです。そこに季節というものを加味してみていくものです。
そして、暴飲暴食はなぜ必要なのでしょうか。ストレスはなぜストレスと感じるのでしょうか。
その「なぜ」をも加味して僕たちは心身をみていく必要があります。
心身の潤いにどうぞ鍼灸をご利用ください。
暴飲暴食は必要があってしていることなので無理にやめようとしないでください。
ストレスも必要があってストレスと感じているので感じないようにしようとしないでください。
どうぞ一度ご相談ください。
お読みいただきありがとうございました。
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