経絡人間

RUACH[ルーア]

2024年02月24日 00:16



先日、背中の痛みでいらした方が、施術後にこの箇所の痛みが残ると教えてくれました。

着替えも済んだ後だったので、背中の痛みの箇所に対応する手のツボをみてみました。

背中の痛みは片側なのですが、手のツボの反応は両方に出ていたので両側のツボに鍼をしました。

残っていた背中の痛みはなくなったそうです。



両側のツボに鍼をすることはほとんどありません。

ツボの左右差をみて、より反応のある方に鍼をした方が効果があるからです。

今回は手しかみれず、左右どちらと言い難かったので両側にしました。

確認のためクライアントさんに、左右どちらの鍼が効いた感じがしたか教えてもらいました。

「こっちに鍼したとき痛みが抜けたのがすぐわかりました。」とクライアントさん。

片方の鍼は無用でした。



クライアントさんは教えてくれます。

どのツボが最善か絞り切れないとき、いくつかのツボに触れると「そこビリビリする」と。

ツボに触れただけで、その経絡上の痛みの箇所に「通った」と。

背中のツボに触れると、対応する内臓が「動く」と。

医学的に、神経が左右交差することはあり得ないのに、右の痛みが左のツボで「取れた」と。



これらのことはすべて明確な道理があり、その道理はすべて教科書や古典に書かれています。

新しい何かを発見する必要もないし、自分流の何かを探す必要もない。

必要なことはすべて書かれています。

ありがたい学問です。

しかし、目の前のクライアントさんはどういう状態なのか、これがわからないとありがたい学問も使いようがありません。



クライアントさんは教えてくれます。

そのようにクライアントさんを見ると聴くことができます。

小さな声なき声を。

最近特にそう感じます。



昔何かで読んだんですが、経絡人間というタイプの人がいて、経絡に触れるとその経絡に沿って何かを感じる人がいるそうです。

実際にそれに近い敏感な人には何度か出会ったことがあります。

が、そうでなくても静かに耳を傾けると教えてくれるようです。

ということを日々学ばせていただいています。

お読みいただきありがとうございました。

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