こんばんは。引き続き寒いですね。
パソコンに向き合っている時はなお寒い。気がつくと冷えています。
みなさん気をつけてください。
さて、
「私、芯がないんです。」
患者さんからよくこんな相談を受けます。
芯てなんでしょう。
言葉にしてしまうと簡単ですが、自分の中に芯を築くのは容易ではありません。
そもそもこの世で確かなのは生まれたら必ず死ぬ。ということぐらいでしょう。
その中で芯を見つける。変わりゆく無常の中で芯を見つける。そんなことが出来るのでしょうか。
無常の中で芯を見つけようと思うと、無常なものを芯にしようとします。
けれどそれはやはり無常なので、変わり、揺らぎ、芯にはなりません。
また違うもの見つけ、やはりそれも芯にならない、それの繰り返しです。
何年もかけて芯を見つけようとしたけれど見つからない。
じゃあ違うやり方を試してみようじゃないか。
だって今までのやり方ではうまくいかなかったのだから。何年も。
では違うやり方とは。
不変なるものを、あると仮定し、それが芯になると仮定し、それが芯になるように生きていく(実践していく)。
その仮定を真実として実践していくと、手応えが出てくる、それが経験値になっていく。
経験値があがっていくとその仮定が真実味を帯びてくる。
そうなったらもうこっちのもんだ。
ガンガン経験値をあげてその仮定を真実にしてしまうのだ。芯にしてしまうのだ。
そうやって試して、確信して、芯は出来上がっていく。
芯とは自分で創るものだった。
試行錯誤を重ねて。
道中そのやり方に不安を感じることも多々ある。
もし間違っていたらどうしよう。
あの人はこんなやり方していない。
友達にやり方を否定された。
でも今までのやり方ではうまくいかなかったのだから他のやり方でやってみるしかないんです。
知らないやり方に恐れはつきものです。
でもその恐れに恐れていると、きっと何年か後も、やはり
「私芯がないんです。」
と言っているのではないでしょうか。
自分にはそのほうが恐ろしい。
この世は無常なので、やっと出来上がった芯もやはり完璧ではありません。
けれどもう迷いません。
完璧ではないけれど、試行錯誤してきた経験があります。
その経験が自信になります。
それが芯なのです。
さて経験値を上げに行こうか。
読んでいただきありがとうございました。
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