病気や事故は総じて突然やってきます。
その突然のことを受け入れることができる人は、当事者やその家族を含めそう多くはありません。
当事者は苦しみます。
何故自分が?なんの罰だ?こうなる前にできることはなかったのか?
そして介護施設への入居へも抵抗を感じます。
その家族も苦しみます。
介護に疲れ、疲れを感じる自分を責め、介護施設に入居してもらうことに罪悪感を感じます。
病気や事故の治療は医師が、介護は介護職員が、手続きの斡旋はケアマネージャーが。
では苦しんでいる人の心のケアは?
当事者やその家族は心に傷を負って生きていきます。
その心だけでなくお互いの関係性に傷を負うことも珍しくありません。
その関係性の傷は死ぬまで続く上に、どちらかが死んだからといって癒えるものではありません。
心の傷や関係性の傷はそれほどまでに大きな影響を及ぼします。
それに対するケアが必要のない訳がありません。
12年鍼灸の現場に立たせていただいています。
こころの傷に向き合って12年と言ってもいいかもしれません。
幸いなことに、身体だけでなく心に傷を負った方々に喜んでいただいています。
人類が心というものを軽視するようになってどれほどの時間が経ったのでしょうか。
あるいは心を重視した時代というものはあったのでしょうか。
いずれにしても心を最重視するときは今だと強く感じます。
医師は患者との軋轢で、介護者は対象者との軋轢で、ケアマネージャーは対象者とその家族との軋轢でそれぞれ心に傷を負っています。
心のケアを必要としない人はいないと思っています。
全ての人に心のケアを。
全ての人が心を最優先に。
令和という新しい時代が心を尊ぶ時代になることを望みます。
読んでいただきありがとうございました。
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