魂（たましい）。
生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。
辞書で調べるとこんな意味です。
この魂というものの存在を信じるか信じないかで個人の生き方が大きく変わると感じます。
前者の考えで人間の身体を見てみると大きく3つに分かれそうです。
魂があってそれを覆う心があり、その心を覆う身体がある。
人間という存在の中で魂は完璧ですが、心というフィルターを纏うと心はその魂の完璧さを完全には理解できません。さらにそこに身体というフィルターを纏うと身体はその魂の完璧さをほとんど理解できません。
しかし人間には体の外の状況が変わっても体の内の状況が一定の状態に保たれる機能（ホメオスタシス）が備わっています。
この機能を前述の魂、心、身体の3つに当てはめてみる。
身体に不調があれば心はそこに呼びかけ、さらにその身体と心に魂は呼びかけます。魂は完全なので不調はありません。
身体や心の不調は魂からの呼びかけなのではないでしょうか。
完璧なものへと還る。
そのために与えられた身体と心。
その身体と心に触れることのできる鍼灸。
また鍼灸の素晴らしさを発見できたように思います。
読んでいただきありがとうございました。
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