学生時代から沖縄に移住する直前まで賀偉先生に師事して学んできました。
中国で人間国宝級の鍼灸師である父を持つ賀偉先生は幼い頃から鍼灸の素晴らしさを目の当たりにしていたようです。
その賀偉先生がよく口にしていました。
『鍼灸に効かない病気はない。』
例えば子宮筋腫。
女性のクライアントさんが多いので日常的に目にする疾患です。
西洋医学では手術しか治療法はありません。
中医学においては、まず気滞がありそれにより熱と瘀血が形成され子宮筋腫となります。
気滞は主にストレスから生まれ、瘀血とは気滞による血流の滞りです。そして滞りは熱を生みます。
川の流れに滞りがあるとそこにはゴミが溜まり水が淀みます、そんなイメージです。
まず気滞、そうなんです、ストレスありきなんですね。
施術は気滞を流す、熱を散らす、瘀血を流す、このように治療法はあるんです。
けれど気滞はどのように生じるか。
ストレスからなんですね。
心ありきです。
だからといって原因であるストレスがなくなれば病気は消えるかというとそうとも言えません。
滞りができてしまった身体は自然な状態に戻してあげる必要があります。その上でストレスと向き合う。
それが鍼灸治療だと考えています。
多くの人はストレスが在り過ぎる、または何がストレスかを理解していない、あるいはストレスとの向き合い方がわからない、という状態です。
これらのどれも鍼灸を通じて乗り越えられると信じています。
『鍼灸に効かない病気はない。』
言うほど簡単ではありませんが、そう確信してクライアントさんに向き合っています。
読んでいただきありがとうございました。
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